ゆったりしてる暇はある

 

主に映画の感想だと思いますが、その他の事もダラダラ書いてます。

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『悪の法則』いま、そこにある地獄 



最近、すっかりブログを書く気を喪失していましたが、ようやくねそんな喪失した気持ちをバーニングさせてくれる映画と出会いましたよ。『悪の法則』ただいま僕はこの映画に惚れております。

(完全なネタバレはしてないつもり)



この映画は基本会話劇です。しかも、単なるエロ話にいたるまで示唆的、寓話的、哲学的で後々の物語やこの映画のテーマに登場人物たちの会話が深く絡んでくるんですね。だから、ボーッと聴いていちゃいけないし、たぶんそういうのを踏まえると二回目以降の鑑賞の方が更にこの映画の理解が深まるのかなーなんて思います。

一番分かりやすくこの映画のテーマを表すかのような会話は、ハビエル・バルデムが主人公に語るキャメロン・ディアスのびっくりカーセックス。非常に強烈な話なので聴いてしまった主人公は「聴かなきゃよかった・・・」話したバルデムも「話さなきゃよかった・・・」となる。しかし、後悔したところで聴いてしまった以上、もうどうにもならない。現実を受け入れるしかない、と。まさしくこれがこの映画のテーマだと思いますよ。「人生取り返しのつかないことがある」こんなことをある登場人物も主人公に言いますよね。だから、いくらそれまでの人生が完璧だったとしてもその真実を前にしたら、ただただ鼻水を垂れ流して泣き崩れるしかない・・・。それしかできない。そんな身も蓋もない真実をこの映画は主人公と観客に叩きつける訳です。豪華スター出演で大金掛けた20世紀フォックスの映画だというのに、そんな暗黒を見せつけるなんて、とっても素晴らしいことだし、なんか正しいと思います。


とは言え、この映画はただ暗くて難解だったりするだけではなく、本当に楽しくて愉快な場面もいっぱいです。先述したキャメロン・ディアスのびっくりカーセックス、ただただ永遠にたらい回しにされていく、糞尿まみれドラム缶詰め死体(これは主人公のこれからの人生を象徴してるのだと思う)あとブラピの"アレ"ね。あいつは、主人公に色々「麻薬カルテルを甘く見ちゃいけねぇ」だの忠告はするくせに、自分は「修道院に潜り込んでまで生きてやる」なんて大口叩くわけ。でも、そんな奴でも取り返しのつかないことは、道を歩いている時にだってやって来る。非常に意地悪でナイスな場面だと思います。

あと、大変びゅーてぃふぉーな首チョンパ場面も素晴らしい!痺れた。あの場面を境にこの映画は地獄へ真っ逆さまな訳ですが、正しくあの一本の細いワイヤーという境界線を越えたら・・・っていう表現ですから、映画の構成としても単純に場面としても会話だらけのこの映画の中で実に映画的な名場面だと思います。

とか、物語上重要な役割であるバイクが猛スピードで荒野を走っていくのを捉えているカメラがパンすると、室内でイチャイチャしてる主人公カップル、という場面も簡潔に意地悪で素晴らしいですが、やっぱ今回は脚本のコーマック・マッカシーが120パーセントの仕事をしてますね。もちろん、リドスコのスタイリッシュで隙のない演出も素晴らしいですが、何気に『悪の法則』とリドスコの前作『プロメテウス』はテーマが通じてるなーとも思ったり。当然偶然でしょうけど。

まあ、とにかく意地悪で悪趣味でブラックで笑えるけど立派な教訓もある、と。僕にとってはこういうのが理想の映画。毎日をちゃんと正しく生きようと思わせてくれますから。皆さんもくれぐれもメキシコ麻薬カルテルとだけは付き合わないようにね。


では、また今度。
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Posted on 2013/11/29 Fri. 15:03 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 4

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SF映画ベストテンっっ!! 

人気ブログ「男の魂に火をつけろ!」で毎年行われるベスト10企画。去年のホラー映画ベスト10は参加するのが恐れ多くて個人で勝手にやりましたが(後にブログ主であるワッシュ様からお誘いを頂き参加させて頂きました)、今年はSF映画ベスト10だそうで、参加しようかどうしようか迷っている今日この頃でございますが、まずは勝手にやります!勝手で悪いか!だってベスト10とか作るの楽しいんだもん!!


1位『マイノリティリポート』

2位『銀河ヒッチハイクガイド』

3位『宇宙戦争』

4位『スターシップトゥルーパーズ』

5位『インナースペース』

6位『ゼイリブ』

7位『AI』

8位『ソルジャー』

9位『スペースインベーダー』

10位『サイン』



『マイノリティリポート』


未来都市を描いたSFって、やはり『ブレードランナー』の呪縛からいまだに抜け出せていないと思うんですが、『マイノリティリポート』だけは見事にブレランの呪縛から抜け出せて、見事にその先の世界を描けたと言うか。しかも、未来都市の景観、乗り物、ガジェッドにいたるまで隅々まで考え抜かれたリアリティ溢れるアイディアが素晴らしいんですが、それもそのはず。『マイノリティリポート』は制作当時の、医療、警察、建築、交通、その他諸々ありとあらゆる社会的文化の権威達とスピルバーグがみっちり会議をし「未来都市のリアリティ」を追求した結果なので、『マイノリティリポート』の未来世界が他の追随を許さない程リアリティに満ちているのは当然なのです。ストーリーはアレですが。
 特に素晴らしいのはやはりゲロ棒ね。実際あんなのを警察が導入したら犯罪減るんじゃないすかね。やだもんね。あと、ぐるぐる回してチャージして波動(?)的なのをぶばーんと出す銃も素晴らしい。


『銀河ヒッチハイクガイド』


これは当ブログで感想書きました。大好きです。生涯ベスト級です。色んなところで泣いちゃいます。


『スターシップトゥルーパーズ』


これはもう当然。嫌いなやつなんているんですか?


『宇宙戦争』


「ああ、世界が終わっちゃう......」感が最も堪能できる、現時点での侵略SF映画の最高峰だと思います。また、この路線に戻って欲しいなスピルバーグ。


『インナースペース』


「人間の体内で大冒険!」系SF映画の最高峰!って、そんなもんこれと『ミクロの決死圏』くらいしかないか・・・。まあ、相変わらずジョー・ダンテのクドさ全開のストーリーと演出、そしてILMによる視覚的に楽しい一級品の特撮と、どこをとっても愉快な一作。


『ゼイリブ』


「グラサンかけたら宇宙人がまる見え」というアイディアが素晴らしい!ジョン・カーペーンターらしい漂うB級臭さも心地いい。


『AI』


どんだけスピルバーグが好きなのよ。ま、仕方ないよね。『AI』の未来世界は『マイノリティリポート』とは対照的に、人間の欲望が誇大化し暴走した未来都市を象徴的に描いています。まあ、それは当然でそもそも話は「ピノキオ」ですから、寓話的な話にならざるを得ないんですよね。結末があまりにも希望もへったくれも無すぎる暗黒おとぎ話。


『ソルジャー』


産まれたときから殺人兵器として育てられたソルジャーが、使い捨てされてゴミ棄て惑星に捨てられる。だが、そこに住む人々と交流することで心を取り戻し、その人達を守るため悪と闘う!!!宇宙版『レッドスコルピオ』とでも言うべき、男泣きSFの傑作!カートラッセルが終止無表情セリフ無しながらも、泣かせます。
 

『スペースインベーダー』


トビー・フーパー監督ですから、なにからなにまで禍々しくてキチガってる侵略映画。スタン・ウィンストン御大造形の宇宙人が最高。

これね。

『サイン』


M・ナイト・シャマラン監督ですから、なにからなにまでおかしくてオカシイ一軒家侵略映画。「衝撃映像100連発!」的なノリでカメラに映る宇宙人、号泣しながら飯を食うメルギブ、コップの水がぶしゃーん!バッドでフルスイング等、笑っちゃうんだけど「シャマランすげーな」と言いたくなるような名場面もいっぱい。


次点は、曇り空と廃墟で充分SF的な空間を作れることを証明した傑作『トゥモローワールド』、メタコメディから始まって最終的には燃えて泣けるストレートな英雄譚に着地する『ギャラクシークエスト』、大金かけた悪趣味見世物小屋『プロメテウス』とか。

いやあ、しかしこういうベスト10を作るのって本当に楽しいのでね、皆さんも作ったりするといいと思いますよ。ちゃんちゃん♪


では、また今度。
Posted on 2013/11/09 Sat. 22:13 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 6

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