ゆったりしてる暇はある

 

主に映画の感想だと思いますが、その他の事もダラダラ書いてます。

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『世界にひとつのプレイブック』を観てみましたよ。 


《珍しくネタバレしてません》

役者がみんな素晴らしいですね。ブラッドリークーパーもいいし、クリス・タッカーもいいし、あとロバート・デ・ニーロ。この人、最近『マチェーテ』に出ちゃったり(あれはあれで嬉しかったけど)と、なんか急激に安売り感漂う役者仕事ばかりして、ファンとしてはお金でも貸したくなる心境だった訳ですが(デニーロごめん)、今回は久々に風格があっていいですね。

でもね、誰が良いってそりゃヒロインのジェニファーローレンス。元々あまり好みの顔ではないんですが(サラっと失礼)今回はあの黒いコートが似合っていたし、とても素敵で。ああいう格好の人すごい好き。

こういう格好に弱いんです。って言われても困るね。

年齢も30代前後という僕がもっともグッとくる年齢なのかと思い、wikiで調べてみたら、なんと22歳・・・僕よりたったの5つ上・・・・




Oh!ジーザスクライストっっ!!!22でその色気なのーーー!

って思いますよねぇ。いやビックリ。

ただ、素晴らしいだなんて書きましたけど、それはあくまで役者の演技アンサンブルで、キャラクター自体はほぼ全員、エキンセトリックと言えば聞こえは良いですが、ほとんどビョーキです。主人公のブラッドリークーパーはハッキリ躁うつ病と診断されていましたし、ジェニファーローレンスも心が健康ではないこと間違いなし。主人公の親父のデ・ニーロだって単なるギャンブルキチガイですし、片や比較的まともに見える母親だって、揉め事があるととにかく料理を作ることで回避して問題を先送りにしている人だし、等々、他にも沢山います。みんなお近づきにはなりたく方々ばかりでして。

でさ、高橋ヨシキさんも指摘していましたが、ろくに薬も飲まずにちゃんとした治療も受けず、ダンスで躁うつ病が治っちゃうってのはちょっと甘過ぎやしないかなと思ったり。


個人的なことを書くと、僕の母親がパニック障害とうつ病を患っていて、特にうつ病の方が重かったのですが最初は薬をろくに飲まなかったんです。でも、そしたら症状は以前よりも酷くなっていき、最終的にはマンションの三階から飛び下りてしまう程に至りまして。
 その後は、ほぼ強制的に薬を飲ませたおかげからなのか、以前よりは確実に症状も柔んでいきまして、今は比較的正常になってきたと思います。


とは言え、こと心の病気に関しては治療法の正解なんてないでしょうし、薬で治る方もいればダンスで治る方もいるかもしれませんので、この映画が甘いとは絶対的には言い切れませんけど。

でも、そういった甘く感じる展開や、あとクライマックスのご都合主義的展開の三段コンボとか全体的に「都合いいなぁー」感は否めないのですが、僕は結局この映画がどうしても嫌いになれなくなったところがありまして。



物語中盤。ブラッドリークーパーとジェニファーローレンスがデートをしていたんだけど、些細な発言からジェニファーローレンスが一方的にブチ切れてしまったことから、いろいろとすったもんだがあった挙げ句ブラッドリークーパーの頭の中で非常に嫌な思い出が詰まった大嫌いな歌が流れてしまい若干パニック状態に陥ってしまう場面。ここで、この問題を起こした当人であるジェニファーが突然ブラッドリーに同情的な表情を示し、彼を抱き締めて謝ったあとに「歌なんか流れてないわ大丈夫」と言う。そうすると彼の頭の中から歌が消え、正常な状態に戻り、ようやく互いが互いを信頼し始めるという場面なんですが、僕はここで不覚にもぼろ泣きしてしまって(最近異常に涙もろいっていうのもあるんですけど)。

なんでぼろ泣きしたかってここで、僕はこの映画がラブロマンスではないことを確信したからなんです。では、なにか。要は「人はみんな誰かに支えられて生きているんだ」っていう、言葉にすると本当に陳腐だし、当たり前なことですけど、そういうテーマの映画だと思いまして。で、この場面はまさしくそれを言葉ではなく非常に映画的な表現で描写した素晴らしい場面だなと思って。

まぁ、とは言ってもそもそもジェニファーが悪いのに急に同情しだして励ましだす、とかの行動原理はよく分からない、とかのツッコミはできますけど、でも、特にこの映画のブラッドリーとジェニファーのキャラクターは似た者同士だからこそ、互いを客観視できて支えあうことができるんですよ。ジェニファーが急に同情的な態度になったのはブラッドリーのことを唯一理解できる人だからだと思うんです。そういう、支えてくれる人がいることこそ、どんな薬にも勝ることなのかな、と。まぁ現実じゃそうはいかないこともあるけど、それってとっても素敵なことじゃない。映画でくらいそういうことを描いてもいいんじゃないでしょうか。

だから、この映画はだいぶトーンやテイストは異なりますが、素晴らしい日本映画『ぐるりのこと』や、あるいはもっともっとトーンやテイストは異なる『シークレットサンシャイン』だとかの「人と人との支えあい」を扱った映画の系列だと個人的には思いました。なので「絵空事のラブロマンス」という側面はもちろんありますが、根本のテーマはもっと普遍的だと個人的には感じましたかね。



って、なんだか高校中退したガキが知ったようなことを偉そうに書いてしまいました。だからこういう『世界にひとつのプレイブック』っていうワケわからん邦題の映画はイヤなんだ。俺に合わない。ダメだこんな映画。『ムカデ人間2』には到底及ばん!とか言いつつかなり好きな映画だということはナイショ


では、また今度。

22かぁ・・・(しみじみと)
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Posted on 2013/03/02 Sat. 07:44 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 1

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コメント

無題

こんにちは

ぼくも、この映画みましたよ。
おっしゃるとおり、普段の僕の好みとは違ってましたが、いい映画でしたね。

悔しいですけど、いい気持ちにさせられてしまいました。

パンフレットに載っていた渡辺亨さんのサントラに関する考察が勉強になりましたよ。

田畑 #- | URL | 2013/03/05 15:33 - edit

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