ゆったりしてる暇はある

 

主に映画の感想だと思いますが、その他の事もダラダラ書いてます。

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作って、治して、立ち向かって。『アイアンマン3』(ネタバレ) 







このポスタービジュアルから嫌な予感がしたんですよ。あと予告。だってさらばーアイアンマンとか言っちゃったり、トニースタークの家が破壊されたり、割れたアイアンマンのヘルメットをキービジュアルにしていたり、なーんだかすげぇハードな展開が予想されて、シリアス方向にいくのかと思ったのですよ。それは、本当に勘弁して欲しくて。だって、『アイアンマン』ですよ!?ヒーローがなんでもかんでも『ダークナイト』みたく悩まれたら困る。そう思っていたのです。観る前はね。


ところがですよ、実際に観てみたらなんてことはない、いつもの、いやいつも以上にひたすら明るく楽しい愉快痛快『アイアンマン』でした。正直言うと僕は過去二作の『アイアンマン』も『アベンジャーズ』なんかも引っ括めてマーベルヒーローコミック映画の中で一番好きです。ヒーローコミック映画の中でもトップクラスに好きかもしれません。それくらい個人的にはグッときました。

その、個人的にグッときたポイントは大雑把に分けて二つあります。一つは


監督シェーン・ブラックのおもてなし精神。


前二作の監督であったジョン・ファブローから今回は、シェーン・ブラックに代わりました。また、『アベンジャーズ』のジョス・ウェドンに続いて一般的には「あなたはだぁれ?」ですけど、分かる人には分かる。シェーン・ブラックは『リーサル・ウェポン』シリーズ、『ラストボーイスカウト』、『ラストアクションヒーロー』、『ロングキスグッドナイト』、そして大傑作『ドラキュリアン』(さっさとDVD出せ!)等、主に80~90年代にアクション映画の脚本家として活躍した人です。俳優として『プレデター』なんかにも出演してます。あれですね、お偉い評論家気取りなんかから、バカだクズだと言われる下に見られがち映画ばかりですね。当然(とか言っては失礼だけど)ラジー賞の脚本賞も受賞してます。ということは、僕の大好物の映画にばかり関わっているということです。いぇーい。

でもね、観る前はなぜ今シェーン・ブラックなのかさっぱり分からなかったですよ。でも、パンフレットのプロデューサーのインタビューによると、『アイアンマン』にロバート・ダウニーJrを起用するきっかけになった作品が、彼が出演した『キスキス、バンバン』という映画なんだそうです。そこでのロバート・ダウニーJrの芝居が良かったんだって。そして、その『キスキス、バンバン』の監督はシェーン・ブラック。

ということは、ある意味シェーン・ブラックがいなければ『アイアンマン』は生まれえなかったってことでもありますよね。だって、『アイアンマン』シリーズの大成功の要因って出演のロバート・ダウニーJrの、そんじょそこらのイケメンハリウッドスターには無い魅力ですもんね。

だから、今回シェーン・ブラックの起用は結構必然的なんですね。

でね、やっぱロバート・ダウニーJrからマーヴェルのプロデューサーを惹き付けるような演技を引き出した張本人なだけに、シェーン・ブラックとロバート・ダウニーJrの相性が、まず最高にいい!前二作以上に社長魅力的でしたよ。マーク42を装着する前に、わざわざレコードプレーヤーから音楽を流してノリノリに踊る感じとか、子供との幼稚で大人げないやり取り、等々ストーリーには直接関係ないようなちょっとした演技やギャグが今回はいちいち最高。中継車に忍び込んだトニースタークと、そこにいた自分の熱狂的過ぎるファンとのギクシャクなやり取りとかも、ストーリーとは直接関係ないけど、トニースタークの魅力がすげぇ伝わるもの。


と、書いてきたように、今回はトニースタークが生身でアクションをしたりと、アイアンマンスーツをあまり着用しないシーンが多いんですね。まあ、それはストーリー的にそうならざるを得ない理由があるんですけど。(その件に関しては後程書きます)で、そこが賛否両論になるのも分かります。でも、僕は生身のシーンが多い分、トニースタークの魅力がより増してる気がするし、何よりもトニースタークが銃でバンバン敵と戦ったりするシーンが、とても90年代アクション映画ぽくて、僕には非常に心地がいいのですよ!中盤、ちょっとエロい感じの女の敵とダイナーで戦って、トニーがガスと電子レンジの組合わせ爆弾で、その女の敵を倒すとかね、このガスと電子レンジの組合わせ爆弾ってのが90年代アクション映画ぽくない?あと、後半の手足だけアイアンマンスーツを着用したトニーが、飛行しながらサブマシンガンで敵を倒していくのとかも、サブマシンガンってのが90年代ぽくない?もう、だからスゲー心地良くて。

というシーン含めて今回は、アクションシーンに関わらず、全体的に色んな要素がすごくてんこ盛り。やり過ぎと言ってもいいかもしれない。感想でもよく「アイアンマン3観ていて疲れた」という意見を多く見掛けるのも、まあ納得ではある。でも、僕はそれら全てシェーン・ブラックから観客へのおもてなし精神だと思っています。「アイアンマンは今回で最後だし、盛大にドカンと盛り上げるか!」ていうさ。


特にやり過ぎなのは、やっぱクライマックス。予告でも散々使われてたアイアンマン42体全員集合はやり過ぎ。でも最高にアガる!!特にハルクバスター(ぽい)やつ。あいつがコンテナ突き破ってドーンと登場した時は燃え死ぬかと思ったね。

そりゃ燃えるさ。

あ、そうそうクライマックスがコンテナごろごろの港ってのがまた90年代アクション映画ぽいよね。しかも、そこに人質が囚われてる(今回は大頭領とペッパーポッツ)ってのも90年代。いや心地いい。

で、これが一番賛否分かれそうというか、実際否定的な感想が多いように感じましたけど、実質ラスボスを倒すのはペッパーポッツなんですよね。また、なんかあの溶岩パワーみたいなのを持ってるうえに片手だけアイアンマンスーツを装着するのも、やり過ぎだけど、だけど、これもおもてなし精神ですよ!だって、アイアンマンシリーズはこれで完結な訳で、今後アイアンマンが拝めるのは『アベンジャーズ』シリーズでしょ?だとしたら、ペッパーポッツの出番なんか滅法減ってしまうじゃない。なので、最後に一花咲かせようってことですよ。いいじゃん、一作くらいペッパーポッツ大活躍でも。だから、あのラストバトル僕は好きよ。


で、今まで書いてきたのは、主にアクション面とか、シェーン・ブラックらしい作風で僕がグッときたポイントでしたが、もうひとつあります。むしろこここそが重要。


トニースタークがもの作りによってアイデンティを獲得。


『アイアンマン3』は相変わらず愉快痛快で、なんて書きましたけど、トニー・スタークは今回かなり苦悩します。それは、自分がアイアンマンスーツに依存していること。及びそれによって愛する人であるペッパーポッツに迷惑をかけていること。

中盤。トニースタークはアイアンマンが無いことから、一時的なパニック状態になってしまうんです。信じられますかあの調子こきボンボン社長がですよ?まあ、でもそれくらい深刻。

たぶんね、この場面クリストファー・ノーランなら30分かけてトニーの苦悩を描写するでしょうね。

しかし、この映画ではトニーのかつてない苦悩を少年の一言が救います。

「じゃあ、なにか作れば?」


それを聴いたトニーは「ああ、そうか」って感じであっさり立ち直り、あくまでもトニースターク自身が使うための武器を、ホームセンターのなんてことないものたちからチャカチャカっと作って危機を脱します。


ヒーローの苦悩をさらっと描いてさらっと解決しちゃうのにも、本当に好感を抱くんですが、この場面で重要なのはトニーを救う言葉である「なにか作れば?」。

やっぱさ、もの作りをする人ってみんな心の喪失感とか隙間とかを埋めようとするために、なにか作るんだと思うんですね。だって満ち足りてる人は作らなくていいんだもん。

で、トニースタークはさ、今までどんなピンチも「なにかを作って」解決してきた男ですよね。だから、この「なにか作れば?」という一言でトニースタークが救われる場面は、しっかりとアイアンマンスピリットを継承しているうえに、全世界のもの作り(どんなものだっていいけど)人間にとっては涙無しには観れない場面ではないでしょうか。この場面は僕も中学生のときの事とか、色々と重なるところがあって号泣しつつも勇気づけられましたね。(あ、でも僕はホームセンターとかちんぷんかんぷんですごい苦手よ)

だからさ、それを踏まえたうえで、トニースタークがクライマックス、アイアンマンスーツの力を借りつつ、あくまでもトニースターク自身で敵と戦っていく場面は、トニースタークの成長物語として、すごく感動的だし燃える場面だと思うんですよね。もちろん、自ら壊していく場面も重要。


そして、全てが丸く収まりラスト。トニースターク邸がかつてあった場所で、落ちているドライバー(これも重要)をトニーが拾って握りしめ、こう言う「私がアイアンマンだ」


これは、当然一作目を踏まえた終わり方として、キレイな終わり方でもある以上に、一作目のラストが「アイアンマンは私だ」だったのに対し、本作では「私がアイアンマンだ」になっているのは非常に重要。同じように聴こえるけど、意味はまるで違う。そうだよスーツがあったて無くたってあんたがアイアンマンだよ。素晴らしいラスト!ラジー賞脚本家シェーン・ブラックお見事!!(ってぶん殴られるね)

しかし、まだ映画は終わっていないよ。エンドロール後につくあれは当然最高に嬉しいサービスとして、エンドクレジットが超楽しい!!今までの、アイアンマン三部作の色んな場面がコラージュされて、そこにスタッフキャストが表記されるんだけど、そこで流れるアイアンマン3のテーマをすごくノリノリで軽快にアレンジしたもがとてもダサい!なんか古臭いですよね。さすが、90年代のシェーン・ブラックって感じだけど、このエンドクレジットがいや、なんかいい。もうずっと観ていたい。


あーあ久々に長く書いちゃったよ。他にもウィリアム・サドラーとミゲル・フェラーという大頭領コンビでアメリカがとっても心配とか、書きたいこといっぱいあるんですけど、もう疲れた・・・。なんだか、支離滅裂で長ったらしい文章を読んでくださり本当にありがとうございました。今のところ『アイアンマン3』は今年ベストです(断言)。




いや、でも『ラストスタンド』も最高だったし『パラノーマン』にも心掴まれたし・・・(以下延々に続く)


では、また今度。

誰か俺に買ってください。
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Posted on 2013/05/05 Sun. 19:04 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 1

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コメント

無題

伊東さんこんにちは

実は私も昨日見てきました。
伊東さんの仰るとおり素晴らしい映画でしたね。しかし、私は2つ不満なところがこの映画にあります。
一つはアイアンマンスーツで変身したときに一度でいいからビシッと見得を切って欲しかったこと。着用するところがなんだか慌ただしかった。
二つ目はアイアンマンスーツをたくさん乗り換えて戦うのだからそれぞれのスーツに特徴を持たせてそれを生かした戦い方をしてたらもっと楽しかった、マーシャルアーツ型、水中型、スピード型、パワー型、火力型とか。

それにしてもトニー・スタークは見ていて気持ちいい快男子ですね。第一作をもう一度みたくなりました。

田畑 #- | URL | 2013/05/06 08:00 - edit

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