ゆったりしてる暇はある

 

主に映画の感想だと思いますが、その他の事もダラダラ書いてます。

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緊張の夏、『パシフィック・リム』の夏 

8月9日の朝、目が覚めてからいきなりの吐き気。コーヒーではなくてモーニング吐き気。何故かと言えばついに今日『パシフィック・リム』が観れるから・・・。

企画を知ったのは約二年と半年前。確か、映画秘宝だったかな・・?ギレルモ・デル・トロが着手していた、ラブクラフトの小説『狂気の山脈にて』の映画化が頓挫してしまったため別の映画の監督をする、と。その時はタイトルも決まってなくて、「巨大生物と人間の戦いを描く映画」程度の情報でしかなかったと記憶してますが、まあ期待をしましたよそりゃ。

それから、ポスターが明かされキャストが明かされ(トム・クルーズが出演するなんて噂もあったっけ)、肝心のロボのヴィジュアルが公開され、そして去年の年末に解禁された予告で期待値のハードルが、あっという間にドバイのバカでけぇタワー級へと成長。


それをあと三時間後に観れていると思うと、吐き気も致し方なし。お、今度は腹痛まで襲ってきやがった。ああ、もうどんどこ来やがれ俺が相手だバッカヤロー。

腹痛と吐き気と戦いながら、8時に家を出て豊島園にあるユナイテッドシネマまで向かう。朝一のIMAX3D。2200円なんて安いものよ。

ツイッターを見ていたら、どうやら僕がフォローしている大半の方々も、同じ回に向かっている模様。それがまた緊張を高める。ああ、どうしよう・・・。

電車は豊島園へと向かう。なんだかもう引き返してもいいような気がしてきた・・・いや、引き返したいかも。引き返したい引き返したい。治まれ腹痛と吐き気!ああ、もうダメだ頭の中が色んなことでぐーるぐる。前に座ってるお洒落なガキはじーっと見てくる。なんだよ、俺のこのクジラのシャツがダサいってのか?中は『ウォーリー』のEVEちゃんTシャツだよ。海とロボットで俺なりのパシリムファッションだよ!

電車は豊島園に到着。もう後戻りはできないこのまま地獄へまっ逆さま。なんでこんなに緊張しているのか自分でもよう分からん。

映画館に入る、チケット売り場に並ぶ、店員さんに「10時からの『パシフィック・リム』一枚」と言う、席を選ぶ、案の定「中学生ですか?」と間違われる、お金を払う、チケットを受け取る。
 もはや慣れ過ぎた一連の手順が、こんなにも特別な感じがするなんて。「『パシフィック・リム』一枚」この言葉を言うのを二年と半年待った。二年と半年!

スクリーン8番に入場。席は前から二番目。相当近い。ほとんど見上げる形になる。続々と入ってくるお客さんの中に「あ、この人はたぶんあの方なんじゃ・・・」という方もちらほら。しかし、落ち着かない。まあ「落ち着け」と言われても無理なんだけどさ。

予告編がスタート。『エリジウム』→『スタトレ イントゥダークネス』→『マンオブスティール』という、ちょっと私を殺す気なのですかトリプル。「夕飯だか昼飯の後に謎解きをしようぜ」みたいな映画の予告編がやらなくて本当に良かったよね。

そして、そして、そして、そして、そして、そして、そして、ついについに腹痛と吐き気に見舞われた緊張の中『パシフィック・リム』本編がスタート・・・・。


130分後


「パチパチパチパチパチパチ」

場内から拍手、気が付いたら自分も拍手。すでにスクリーンは真っ白、自分の頭も真っ白。誰もいない劇場で掃除の係員さんが目に入るまで、3D眼鏡を掛けたまま客席ですっかり放心状態であった。

130分の間に一体なにが起こったのか?僕はどうなってしまったのか?なにがジェーンに起こったか?それはもう、こうとしか言いようがない

心が動いた

正確には3cmほど。こう、「すっ」と動いたのである。それは、面白いから泣けたから燃えたから、といった理由でではない。もっと、なんだろう「スゲェものを観た!!」という理由から、動かされた感じ。

うん、さすがに自分でも大袈裟だと思ったよ。一度自分に言い聞かせたし「これは、ロボットと怪獣が戦う」映画なんだぞ、って。いや、でもだからこそ、だからこそこんなにも感動してしまったのかもしれない。徹底的に煮詰められて濃厚にされてしまうと、それ自体は単純であったりバカバカしかったりするアイデアも、なにかスゲェ力強いものにトランスフォームしてしまう・・・・そんなことを『パシフィック・リム』には感じた。単純なものの力強さを思い知らされたというかさ。

結局、現時点で六回観ています。しょうがないじゃん心が動かされたのだから、そりゃ六回も観ちゃうって。


『パシフィック・リム』はなるべく一人でも多くの人に観てほしい。怪獣映画に詳しくなきゃいけないとか、そういうなんかしらの権利がなきゃ観れない映画では全くもって無いです。オタクだけがワイワイ喜ぶような狭くて低い次元の映画とは真逆。バカでも分かる非常にオーソドックスなエンターテイメントの脚本、そしてただひたすらバカみたく圧倒されてしまう映像。逆にこれをつまらないと言う人と会ってみたいですよ僕は。

『パシフィック・リム』に興味がない方にも興味を持って頂けるよう、今回は内容には一切触れずに感想を書きましたが、次回は内容にガッツリ触れたネタバレ全開感想を書きます。たぶん、終始最高なんじゃーい!!としか書かないと思いますが、まあ広い心で読んで頂けると幸いです。

とにかくね、まあ今年のベストだとかそういうレベルを超えて僕の心を動かした映画ですからね。とてもとても勇気付けられました。ギレルモ・デル・トロありがとう!今はそんなことしか言えないや。


では、また今度。
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Posted on 2013/08/15 Thu. 23:27 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 3

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コメント

良かったですな〜。

喜ぶあなたを見ていると、僕まで幸せな気持ちになりますよ。
感想、楽しみにしております〜 (´∀`)

カミヤマ a.k.a.三角絞め #YrGnQh/o | URL | 2013/08/19 13:27 - edit

本当にありごとうございました。

伊東さま
パシフィック・リムを紹介していただいて
感謝します

公開初日のレイトショーで観てきました
僕の大切な一本と出会うことができたとおもいました

ブログへのコメントができなくてすみません
スマートフォンだと慣れていなくて
コメントが書けませんでした

パシフィック・リムの感想をもっと伝えたいのに
操作に慣れていなくてごめんなさい

田畑 #iC2uls0U | URL | 2013/08/24 00:39 - edit

約半年前にココで知り、今年イチ期待しまくってきた映画

どうも。
シネマハスラーでyou伊東さんの存在を知って、ここyou伊東さんのブログで今年2月くらいに『パシフィック・リム』の存在を知った者(31)です。

youさんのせいで、約半年間も『パシフィック・リム』を待ち焦がれるハメに。
2013年・夏の最大のフェス、いや2013年の年間最大の関心事!くらいの勢いでした。
先日8月10日(土)としまえんのIMAX 3D吹き替えで妻(31)と鑑賞。
その週の予約できるようになった日にすぐベストポジションを予約しました。
(としまえんに前日いらっしゃってたんですね。そうか初日は拍手とか起きるのか・・・僕のときは普通でした)

鑑賞後、“特に怪獣映画に期待してない妻”はめちゃめちゃ高評価。
半年間も楽しみにしてる間に勝手にいろいろ決めつけてた僕は、
(8割スゴク楽しめましたが)2割ほど「あれ?」と。
勝手に「こんなシーンがあるはず!」と決めつけてた僕が悪いんですが

・明るい昼のバトル(もっと怪獣やイェーガーをハッキリ見たいから)
・バトル中の引きの絵(もっと怪獣やイェーガーをハッキリ見たいから)
・海上や水中じゃなくて、大都会での市街戦(もっと怪獣やイェーガーのサイズ感を実感したいから)
・米・日・露・中・豪のアベンジャーズ的に絶妙なチームワーク(日本のは回想でしたね)

以上が2割の「あれ?」です。
っていうか結局“巨大ロボなアベンジャーズ”が観たかったわけですね僕は。
逆に妻は、バトルはキホン夜(暗闇)で、海上や水中などの悪視界で、引きの絵がない(観客がイェーガー視点の臨場感を味わいまくれる)のが素晴らしかった!そっちのほうがいいじゃん!って感じでした。

あと、アバンタイトルは、コレ最高じゃないですか?
徐々に徐々に徐々に鳥肌が立っていく感じが、もうこれ以上ない感じでした。
ギレルモ・デル・トロありがとう!
you伊東(教えてくれて)ありがとう!
感想(ガッツリ版)楽しみにしてます。

N #- | URL | 2013/08/28 14:33 - edit

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